「泡盛の日」PR 新カクテル「ゴーヤー・カチャーシー」誕生


この記事を書いた人 新里 哲
「58KACHA-SEA」の発表会見でグランプリ表彰されるネーミング部門の伊集進さん(左から2人目)とレシピ部門の玉城竜司さん(同3人目)ら=1日、那覇市の沖縄タイムスビル

 沖縄を代表する泡盛カクテルの開発に取り組んできたTHE泡盛カクテル推進協議会(会長・大城勤県酒造組合副会長)は「泡盛の日」の1日、新カクテル「58KACHA―SEA(ゴーヤー・カチャーシー)」の誕生を発表した。

 ゴーヤーを使ったレシピの決定を受けて実施した名称募集には874点の応募があり、グラスの中のゴーヤーをかき混ぜながら飲むイメージと、海(SEA)を渡ったウチナーンチュが一堂に集まって喜び踊る光景を表現した伊集進さん(44)=浦添市=の作品が、ネーミング部門のグランプリに決定した。

 「ゴーヤー・カチャーシー」は、泡盛をベースにゴーヤーとライムを合わせてトニックウオーターで割ったカクテル。県酒造組合と飲食、観光関係7団体でつくる推進協議会は今後、結婚式での乾杯用やホテル宿泊客へのウエルカムドリンクとしての提供のほか、泡盛カクテルが飲める店舗を紹介する地図の作製など、県内外にTHE泡盛カクテルの普及を図っていく。

 那覇市の沖縄タイムスビルで記者発表があり、レシピ部門グランプリの玉城竜司さん(30)=那覇市=と伊集さんにそれぞれ賞金30万円が贈られた。

 那覇市久茂地の「Applause Bar&Dish」のバーテンダーをしている玉城さんは「お店でもフーチバーなど沖縄の素材をできるだけ使うようにしており、沖縄のバーに多くの人が来てほしい」と述べた。伊集さんは「ゴーヤーを使ったレシピの作者の気持ちに思いをはせながら考えた」と受賞を喜んだ。

 5日まで沖縄タイムスビル1階で開かれている「久茂地アワモリ屋台村」で、試飲会も実施する。