忠孝酒造(豊見城市、大城勤社長)は18日までに、アジア最大級のカクテルコンテストを主催するシンガポールバーテンダー&ソムリエ協会(ABSS)とスポンサーシップ契約を締結した。ABSSとの契約は日本企業で初となる。協会主宰の国際的なバーテンダー教育機関やコンテストを通して、世界各地から集まる優秀なバーテンダーに泡盛の魅力を発信する。
忠孝酒造の泡盛が、協会主催のコンテストでカクテル材料の一つとして利用される。忠孝酒造は、国際バーテンダー協会が認可する世界唯一の教育機関「ジョン・ホワイトコース」で、泡盛の歴史や文化、製造方法をバーテンダーに教える講義の枠も確保した。同社は年会費60万円を協会に支払う。
締結はABSSと姉妹協定を結ぶ泡盛マイスター協会(AMA、新垣勝信会長)の仲介で実現した。
調印式は16日、シンガポール市内で開かれた。大城社長は「世界各地のトップバーテンダーに泡盛を紹介できる意義ある取り組みだ」と話した。
ABSSのラビ・ムティア会長は「この機会に忠孝のお酒をしっかり会員に伝えたい」と歓迎した。