【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、県警は27日午前9時ごろから、米軍キャンプ・シュワブゲート前で座り込む市民を排除した。その後、パワーショベルを積んだ工事車両複数台が基地内に入った。ゲート前では市民ら約90人が歌を歌うなどして、座り込んだ。
長期拘留されている沖縄平和運動センター議長の山城博治さんらを応援しようと、米軍実弾演習阻止闘争の時に歌われた「喜瀬武原」を参加者で熱唱した。市民は「健康にして、負きらんどー!」「頑張ろう」と声をそろえた。
一方、大浦湾では午前10時時点で大型クレーン船がコンクリートブロック1個を投下した。新基地建設に反対する市民らはカヌー12艇と抗議船3隻で工事の様子を監視している。【琉球新報電子版】