約50人が抗議行動 辺野古新基地建設


この記事を書いた人 松永 勝利
「通行の妨げになっている」との県警の警告に対し「送迎の車だ」として一時パトカーを取り囲む市民=28日午前、名護市辺野古の米軍キャンプシュワブ・ゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で28日午前、資材などの搬入口となる米軍キャンプ・シュワブゲート前には建設に反対する市民ら約50人が座り込んで抗議の意思を示した。機動隊が市民を排除し、重機などを積んだ大型車両5台がゲート内に入った。
 その後、ゲート前を低速で通行していた市民の車両に対し、後方のパトカーが「通行の妨げになっている」と警告した。市民側は停車後「(トイレなどへの)送迎の車だ。人道的な配慮を求める」と反発し、一時パトカーを取り囲む場面もあった。
 工事が予定される大浦湾の海域では、汚濁防止膜の海底基礎となる大型コンクリートブロックを投下する作業が行われている。午前11時時点で少なくとも10個が投下された。【琉球新報電子版】