特産の「アーサ麺」が誕生 沖縄・北中城、商工会と高校生コラボ


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北中城村の新たな特産品として開発された「アーサ麺」

 沖縄県からアーサ(ヒトエグサ)の拠点産地に認定されている北中城村の商工会は、同村にある大型商業施設「イオンモール沖縄ライカム」と村のアンテナショップ「しおさい市場」で、村特産のアーサを100%使用した「アーサ麺」の販売を開始した。

 中部農林高校(うるま市)の生徒と北中城村商工会が提携し、一括交付金を活用して開発した。24日に北中城村のあやかりの杜で商品発表会を開き、新たな特産品をアピールした。

 発売するアーサ麺は生麺(2食分278円)とゆで麺(2食分192円)の2種類。2015年から開発に取り組んだ。ライカムでは26日までの試験販売で、売り上げの状況を見て常時販売を検討する。

 開発に取り組んだ中部農林高2年の前濱裕真さん(17)は「ゆで麺は沖縄そばに、生麺はパスタに向いている。生で食べてもおいしいので汎用(はんよう)性はある」と胸を張る。

 商工会の安里邦夫会長は「アーサは健康食品でもある。村の特産品を村内外に発信できることをうれしい」と述べた。

「アーサ麺」を販売する中部農林高校の生徒=24日、北中城村のイオンモール沖縄ライカム