県が辺野古作業警戒 取締船で現場確認 破砕許可期限切れ問題


この記事を書いた人 平良 正
新基地建設工事の作業を確認する県の漁業取締船「はやて」=1日、名護市辺野古崎沿岸

 【辺野古問題取材班】名護市辺野古の新基地建設を巡って、仲井真弘多前知事が国に出した岩礁破砕許可が3月31日で期限が切れたことを受け、県は1日、辺野古周辺海域に漁業取締船「はやて」を出し、新基地建設作業や岩礁破砕が疑われる行為が行われていないかなどの現場確認に当たった。

 1日はコンクリートブロックの投入など、岩礁破砕が疑われる作業は確認されなかった。県は防衛局が工事を実施すると見られる3日も、取締船を出すことを予定しており、警戒を続ける。

 県によると、陸上からも午前11時前から正午すぎにかけて約1時間、県職員が確認作業を実施したが、どちらからも海上作業は確認されなかった。