名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局が3月末で県の岩礁破砕許可が期限切れを迎えて以降も海底掘削(ボーリング)作業を継続している問題で、県は5日、防衛局に行政指導した。県の担当者が同日夕、防衛局で文書を手交した。指導文書は翁長雄志知事名。海底地形を改変する工事を行うには、岩礁破砕許可を取得するよう改めて求めた。
また県がこの日提出した別の文書は、県の岩礁破砕許可に関する取り扱い方針で、掘削行為を岩礁破砕許可の対象外の扱いとするには、県との協議が必要だと指摘。掘削作業を続けるには、県と協議するよう求めた。
【琉球新報電子版】