厳かで粋 日舞、観客を魅了 琉球フェスティバル閉幕 


この記事を書いた人 平良 正
「大和楽 舞の道」を舞う岩井寿仙さん(右)と岩井寿智恵さん=30日、那覇市の県青年会館

 第53回琉球フェスティバル(琉球新報社主催)最終日の30日、那覇市の沖縄県青年会館で日舞の公演が催された。10団体が出演し、前半は厳かで粋な古典で観客を魅了した。後半は演歌や歌謡曲に乗せて楽しい舞踊を展開し見せた。

 若柳美之介さんが凛(りん)とした「清元 寿四季三葉草」で幕開けを飾った。高校生ながら名取の西川鈴星さん、西川鈴知朗さんは「清元 扇」で初々しい踊りを披露。岩井寿仙さんと岩井寿智恵さんは息を合わせて「大和楽 舞の道」を舞った。

 西川帆扇さんと西川帆純さんは師弟で「木遣り恋唄」を踊り、帆扇さんがりりしい若者をあ円熟の舞で表現して観客を沸かせた。