沖縄の監督、スタッフ、出演者の力を結集した長編映画「ココロ、オドル」の支援イベント「YUIMAクラウドコンペティション」が11日、沖縄市のコザ・ミュージックタウン音楽広場で開かれた。岸本司監督は「本当に撮りたかった作品だ」と力を込めた。神山繁プロデューサーは「多くの県民がチームとなって、沖縄発の映画を応援してほしい」と呼び掛けた。
本作の基となった2015年公開の短編映画「こころ、おどる kerama blue」の上映やトークライブ、蔵出し映像の紹介などがあった。
出演者の一人でもあるFECオフィス社長の山城智二さんは「沖縄は撮影でよく使われるが、沖縄の監督とスタッフが、沖縄で撮影する映画はほとんどなかった。岸本監督はパイオニア的存在だ」と語った。女優の真栄城美鈴さんは「座間味島はすごく奇麗だった」と撮影中のエピソードも紹介した。
同映画は3月に撮影を終え、国内外の映画祭出品に向け編集作業中。2018年夏に県内で予定のプレミアム試写会を成功させようと、クラウドファンディング「YUIMA」で支援を呼び掛けている。