平和を訴える「第40回5・15平和行進」(同実行委員会・沖縄平和運動センター主催)の2日目が13日午前、中部・基地コースと南部・戦跡コースで始まった。
南部コースは午前9時半、大雨の中、雷鳴を聞きながら約700人が糸満市の平和祈念公園を出発した。沖縄平和運動センターの佐賀裕敏副議長は「沖縄戦中の住民は、きょうのような雨が降る中を逃げた。思いをはせながら歩いてほしい」とあいさつした。
参加者らは午前11時ごろまでに、八重瀬の「南の駅やえせ」に到着した。今後は冠水の恐れがある道を避けるため、コースを変更しながら南風原町役場を目指す。
初めて平和行進に参加した下里文子さん(47)=那覇市、中学校教員=は「沖縄県民だけでなく、全国民に、5・15が何を意味する日なのかを考えてほしい」と訴えた。【琉球新報電子版】
沖縄戦を思い、雷鳴聞き進む 平和行進2日目、南部コース750人
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松永 勝利