【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、キャンプ・シュワブ沿岸の「K9護岸」工事現場に27日午後、消波ブロックを設置する作業が初めて行われた。埋め立て区域西側の「K1護岸」予定地付近で、26日から新たに始まった資材搬入用の道路建設工事では重機で砂浜に砕石を投下する作業が続いた。
沖縄防衛局の資料によると、消波ブロックは一つ約20トン。
これまで投下した砕石の外側を固め、強い波などに耐えるためのものとみられる。
護岸工事現場横の砂浜にいったん置いたものを大型の工事車両で運び込み、クレーンでつり上げて、砂浜から沖に向かって伸びるK9護岸の根元付近に一つ一つ置いていった。
新たな道路建設が行われているのは辺野古崎の南側海岸沿いで、埋め立て区域西側に予定されるK1護岸近く。トラックで運び込んだ砕石を重機で砂浜に投下していった。