シュワブ内生コン施設 海から確認 新基地建設にも転用か


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米軍キャンプ・シュワブ内で外観を表した生コンクリートプラント(製造機)=8日午前、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う米軍キャンプ・シュワブ陸上部での施設整備に関連し、2月から建設が進められている生コンクリートプラント(製造機)の外観が8日、辺野古の海上から確認された。外側は完成しているように見えるが、内部機能などが稼働しているかは不明。

 沖縄防衛局はこれまで用途は陸上工事で、埋め立て工事には転用しないと説明している。ただ既に消波ブロックの型枠のような資材も搬入されており、基地内で辺野古新基地建設に関連するブロック製造もできる環境が整うとみられる。

 プラントは灰色の建物をしており、通常の生コン工場と同様に、骨材とセメントを混ぜ合わせるミキサー部分とみられる建屋が中心。隣の塔と比較すると5階以上の高さとみられる。ミキサー建屋に接続して骨材を搬入するベルトコンベヤーとみられる斜め状の構造物も確認できる。手前に複数階建ての建屋もある。