アメリカが最も恐れた男・カメジローの不屈、今も 桜坂で試写会 記録映画


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舞台あいさつに訪れた佐古忠彦監督(右)と内村千尋さん=11日、那覇市の桜坂劇場

 米統治下の圧政に抗議する姿勢を貫いた政治家の瀬長亀次郎さんを描いたドキュメンタリー「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー」(佐古忠彦監督)の関係者試写会が11日、那覇市の桜坂劇場であった。試写会では、佐古監督と瀬長亀次郎さんの次女で不屈館館長の内村千尋さんが駆け付け、舞台あいさつした。

 佐古監督は「今の沖縄の状況が瀬長さんがいた時と似ているのではないかと思い、取材した。なぜ、沖縄県民は諦めずに政府と向き合い続けるのか、この映画を通じて多くの人に知ってもらえたら」と話した。内村さんは「初めて国会で佐藤(栄作)総理に迫る場面を見て驚いた。本当にいろいろな場所から集めてきてくれて感謝でいっぱい」と述べた。

 同作は、8月12日から那覇市の桜坂劇場で公開され、初日は佐古監督の舞台あいさつなどが開かれる。