「沖縄も占領状態」 パレスチナ医師、辺野古に


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 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古新基地建設で14日、米軍キャンプ・シュワブゲート前では市民約26人が集まった。午前9時前から午後1時40分すぎまでに計4回、合わせて117台の工事関係車両が立て続けに出入りした。

 パレスチナの難民キャンプ医療支援活動を続けるサリム・アナティ医師(57)=写真右=がゲート前を訪れ、市民と交流した。サリムさんは「パレスチナも沖縄も『占領』状態だ。二つの地が友情を築き上げ、事実をより多くの人に伝えたい」と呼び掛けた。

 シュワブ沿岸のK9護岸工事では、ダイバーの誘導で網に入った砕石を護岸先付近の海中に投下した。重機を使って、護岸を固める作業も継続した。新基地建設に反対する市民は船2隻とカヌー14艇で抗議した。

英文へ→Palestinian doctor who visited Henoko says Okinawa is under occupation