9月にも新護岸着工か 搬入道路整備へ砕石 辺野古


この記事を書いた人 平良 正
辺野古崎先端部の西側に網袋入りの砕石を設置する作業員=25日午前、名護市辺野古(北上田毅さん提供)

 沖縄防衛局は25日、辺野古崎先端西側の「N5護岸」建設予定地付近に新たに網袋入りの砕石を設置した。今後台風による工事の進捗(しんちょく)への影響次第だが、9月にも新たに埋め立て区域西側のK1護岸に加え、N5護岸建設工事にも着手する見通しだ。25日には辺野古崎西側で、新たに網袋入りの砕石を設置した。護岸建設へ向けた資材搬入用仮設道路の整備とみられる。

 新たに網袋入り砕石が設置されたのは、米軍キャンプ・シュワブ内にある消波ブロックを製造する作業ヤード付近の浜。

 平和市民連絡会の北上田毅さんは、沖縄防衛局は「K1護岸」や「N5護岸」などの建設資材搬入のため、辺野古崎西側の海岸線に沿うような形で幅約8メートルの仮設道路を整備する予定だと指摘した。

 K1護岸付近では6月下旬から資材搬入路の建設作業が進んでいる。搬入路が完成次第、護岸本体の工事に着手する見通しだ。

 N5護岸は中仕切り護岸と言われる場所で、埋め立て区域を分割するためのもの。