仮設道路、工事進む 辺野古新基地


この記事を書いた人 平良 正
着々と作業が進む仮設道路建設工事現場=18日午後1時36分ごろ、名護市のキャンプ・シュワブ(小型無人機で撮影)

 【辺野古問題取材班】普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、米軍キャンプ・シュワブ内の作業ヤードの様子や辺野古崎西側の「N5護岸」と「K1護岸」の建設予定地付近に整備される仮設道路工事の進捗(しんちょく)状況が18日、小型無人機を用いた本紙の取材で明らかになった。

 シュワブ内の辺野古崎にある作業ヤードには山積みされた砕石のまとまりが少なくとも5カ所あった。袋詰めにされた採石も多数確認された。

 K9護岸は沖に向かって約100メートル延び、先端まで消波ブロックが並べられていた。

 新基地建設に反対する土木技術者の男性は、仮設道路の進捗状況について「沖縄防衛局の計画通りに工事は進んでいるようだ。このまま進めば、9月ごろにはK1護岸とN5護岸の本体工事に着手する可能性がある」と話している。