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【アメリカ】「今後も親善に努力」 パイオニア・スピリット賞 県系サンキーさん受賞

2017年度2世ウイーク女王のジョーディーンさん(右)からパイオニア・スピリット賞の表彰状を授与される県系のキティー・サンキーさん(中央)=23日、米ロサンゼルス市のダブルツリーヒルトンホテル

 日系人コミュニティーに貢献したとして沖縄県系人のキティー・サンキーさん(69)がパイオニア・スピリット賞に選ばれ、23日、米ロサンゼルス市の日本人街「リトル東京」にあるダブルツリーヒルトンホテルで開催された式典で表彰状を授与された。2017年度の2世ウイーク祭典の一環で行われた。祝賀会も催され、パイオニア受賞者の功績をたたえた。

 5人の受賞者を代表してあいさつしたサンキーさんは「私たちは今後も日系のみならず日米親善の役に立てるよう努力するつもりだ」と話し、感謝した。

 祝賀会には約300人が参加。サンキーさんを祝福しようと、北米沖縄県人会からも12人が駆け付けた。サンキーさんは、長い間沖縄県人会のみならず、日系社会全般にわたって貢献した功績が認められ、今回の受賞につながった。

 サンキー(山城)さんの両親は沖縄出身だ。しかし、サンキーさん自身は東京生まれで、沖縄のクバサキ高校を卒業。カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)に進学し卒業後、カリフォルニア州立大学ノースリッジで教員免許を取得した。長い間、教壇に立った。傍ら多くの日系団体にも携わり、日米の友好・親善に力を注いできた。南加日系婦人会副会長、南加日系市民団体会長、沖縄県人会奨学資金部で奨学生選出などのボランティア活動に従事してきた。

 祝賀会には19日に決まった2世ウイーク女王と王女ら7人も参加。県系3世のジョーディーン・アカリ・テルキナさん(24)は女王コロネーション(選出選考会)で、王女の1人に選ばれた。カリフォルニア州立大学ドミンゲスヒルズで衛生学の学位を取得し、現在病院でセラピストとして働いている。父は沖縄系2世で、テルキナさんは県人会の事務所があるカリフォルニア州ガーデナ市生まれである。

 20日の2世ウイーク・パレードではサンキーさんは5人の受賞者と大勢の奨励者と共に、リトル東京をオープンカーに乗って観客に愛嬌(あいきょう)を振りまいて、祭りを盛り上げた。

 パイオニア・スピリット賞が2世ウイーク委員会で設立されて今年で18年を迎えた。パイオニア賞が2世ウイークのイベントとして加えられて日が浅い。しかし、このイベントが持つ役割は大きく、日系人のみならず米国社会でも高く評価されている。今後も末永く維持されることは間違いない。(当銘貞夫通信員)

英文へ→Okinawan American awarded Nisei Week Pioneer Spirit Award