【名護】沖縄県北部食肉協業組合が4月から豚の血の出荷を停止し、郷土料理「チーイリチャー(チーイリチー)」が本島内で出回らなくなってから約3カ月。名護市の肉の卸売業「フレッシュミートがなは」は4日、八重山食肉センターから取り寄せた血を、チーイリチャーに加工し、提供した。本島内で久しぶりにチーイリチャーが“復活”した。
「―がなは」は新聞報道で八重山食肉センターが8月21日から出荷を再開したことを知り、取り寄せている。専務の我那覇宏生さんは「チーイリチャーは食文化だ。販売を再開できて良かった」と述べた。
我那覇さんは「北部食肉センターには安心安全な豚の血を出荷できるようになってほしい」と話した。