沖縄県議会(新里米吉議長)9月定例会が27日午前開かれ、代表質問が始まった。日米地位協定改定に向け県が17年ぶりに独自案を作成し政府に要請したことについて翁長雄志知事は「(前回作成時の)2000年からの状況の変化や市町村の意見を踏まえ作成した。日米合同委員会における地方公共団体の意見の聴取などを盛り込んでいる。今後もあらゆる機会を通し粘り強く両政府に改定を求めていきたい」と実現に向け決意を語った。
米軍普天間飛行場の移設先とされる名護市辺野古での新基地建設工事について謝花喜一郎知事公室長は「4月の護岸工事着手当初は、その後すぐに中仕切り護岸、土砂投入と進むのかと懸念していたが、実際はK9護岸が100メートル程度。ボーリング調査も追加され、総合的に判断して計画通り順調に進んでいるとは思わない」と述べ、新基地建設の進ちょくをアピールし既成事実化を狙う政府をけん制した。
末松文信氏(沖縄・自民)への答弁。【琉球新報電子版】