沖縄戦で住民が「集団自決」(強制集団死)に追い込まれた沖縄県読谷村波平の自然壕チビチリガマが荒らされた事件で、読谷村議会(伊波篤議長)は28日午後、「チビチリガマ損壊事件に対する特別決議」を賛成多数(賛成13人、反対5人)で可決した。
特別決議では、チビチリガマ損壊について「戦争犠牲者に対する冒涜(ぼうとく)である」と批判した上で、「戦争の悲惨さ、チビチリガマの悲劇を語り継ぎ、一切の暴力を拒否し、『平和に勝る福祉なし』を目標に御万人とともに奮闘することを宣言する」としている。
【琉球新報電子版】
英文へ→Yomitan Village Assembly condemns vandalism of Chibichiri Gama as disrespectful to the war dead