中学生、熱帯びる審査 グランプリ選び閉幕 こども国際映画祭


この記事を書いた人 大森 茂夫
「第4回こども国際映画祭in沖縄」でグランプリ作品を発表する審査員長の仲里浩流さん(左から2人目)ら=26日、那覇市の若狭公民館

 子どもたちが審査員やスタッフとして携わる「第4回こども国際映画祭in沖縄(KIFFO)」が26日、那覇市の若狭公民館で2日間の日程を終えて閉幕した。実行委員会の主催で、子どもを主人公にした国内外のドキュメンタリー作品3本を上映した。グランプリには、大阪市西成区にある「こどもの里」を追った「さとにきたらええやん」(日本)が選ばれた。

 映画祭には、県内の小中学生約50人が司会などで関わった。中学生の審査員5人が意見をぶつけ合い、グランプリ作品を選んだ。審査員長の仲里浩流(はるる)さん(鏡原中1年)は「納得するまで議論できて良かった」と振り返った。

 米国映画「地球に優しい生活」を推した副審査員長の玉城琴菜さん(神原中2年)は「『消費社会はこのままで良いのか?』と思った。必要な物を見極められるようになりたい」と感想を語った。