沖縄県の辺野古新基地建設工事で23日までに、辺野古崎近くのN5護岸が予定の長さ(273メートル)に達し、ほぼ完成した。沖縄防衛局はN5先端から西側に曲がる形で新たに続くK4護岸建設のための砕石投下にも着手した。年内は28日まで工事を続ける。新たに大浦湾側の仮設道路の整備も進めており、近く海に突き出す長さになる予定。
K4護岸は1029メートルで、埋め立て区域を囲む最長の護岸となる。現在、N5の先端部とK4の先端部が重なる位置での石材投下作業を実施している。
来年1月上旬には、海中で積み上がった砕石が海面上に姿を現し、西側に曲がった形でのK4護岸を確認することができる見通しとなっている。