田芋の素材感とローズマリーのアクセントを味わう! 世界一の職人が開発したジェラートが発売


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宜野湾市の田芋を使ったジェラート「宜野湾タイモ・ローズマリー」

 【宜野湾】沖縄県宜野湾市の伝統野菜で特産品の田芋(たーうむ)の日の6日、大山田芋生産組合と地元食材にこだわったジェラートを販売する「La VOUS(ラ・ボウス)」(宜野湾市)が、市内で生産された田芋を使ったジェラート「宜野湾タイモ・ローズマリー」を発表した。6日から同店で販売している。

 2017年にイタリアで開かれたジェラート職人の世界大会で、日本人として初のグランプリに輝いた柴野大造さんが開発した。ふかして裏ごしした田芋をミルクベースで仕上げたジェラートに県産ローズマリーの香りを加え、スライスした田芋を揚げたチップスを混ぜ込んだ。価格はシングルサイズで350円。

 柴野さんは「素材そのものの持つ自然本来の力を引き出そうと思った」と語った。試食した大山田芋生産組合の石川達義会長は「香ばしく奥行きがある味で、初めての体験だ。ローズマリーがアクセントになり、若い層にも受けると思う」と評価した。