米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、「辺野古ゲート前連続6日間500人集中行動」の5日目が27日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前で行われた。早朝から最大600人(主催者発表)が集結し、ゲート前に座り込んで「違法工事をやめろ」「米軍基地はいらない」などと抗議した。
この日は午前9時ごろから、午後3時半ごろまでに254台のトラックが資材を搬入。県警機動隊はトラックが近づくたびに市民を排除し、5台の大型車と機動隊員で壁を作ってゲート側の歩道に市民を囲った。市民は「弾圧をやめろ」などと非難した。
海上にはカヌー12艇、抗議船3隻が展開し、抗議の声を上げた。市民らによると、キャンプ・シュワブ沿岸では護岸に砕石を投入する工事などが進んだ。
集中行動の実行委は行動最終日の28日、参加者へのアンケートを実施する。実行委は「抗議行動はこれで終わるわけではなく、これからも続く。新基地を止めるために何が有効かを探るためにも皆さんの意見を聞きたい」と話した。