社会

囲われる海、続く抗議 辺野古新基地建設

辺野古新基地建設が着々と進むK4護岸工事現場=14日午前9時50分(小型無人機で撮影)

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沖での新基地建設で、国による工事強行が続いている。現在、国は埋め立て区域南側を覆うK4護岸の建設を進めており、15日、砕石を投入する作業が確認された。

 護岸建設工事を測量で監視している土木技術者の奥間政則さん(52)によると、K4護岸は14日時点で全長1029メートルのうち、約47%に当たる483メートルが完成している。奥間さんは「1日10メートル程度の護岸工事が進んでいる。護岸の約80%が完成している埋め立て区域もあり、この現状を県民に知ってほしい」と警鐘を鳴らす。K4護岸の建設が進むと、護岸で囲われた区域が現れる。国は7月にも土砂投入を始め、埋め立て工事を本格化させる方針だ。

 一方、基地建設に反対する市民らはカヌー13艇を出し、海上から抗議の声を上げた。同基地ゲートからは15日、車両324台分の資材搬入があった。市民ら約30人が「戦争につながる基地は要らない」などと、車両の運転手らに抗議した。