沖縄県内の沖縄そば店店主らでつくる「沖縄そば発展継承の会」(野崎真志会長)は6月1日から、約110年ぶりに再現した沖縄そばのルーツとされる「唐人そば」を県内9店舗で発売する。新たなご当地グルメとして認知度を向上させ、沖縄観光の目玉の一つにすることを目指す。
唐人そばを忠実に再現したメニューに加え、麺や具は各店舗で工夫を凝らすメニューも検討している。野崎会長=写真前列中央=は「唐人そばを食べて沖縄そばの歴史を知るきっかけになってほしい」と語った。
6月から「唐人そば」を発売するのは嘉手納町の「みよ家」、那覇市の「そば処 大笑い」「すばかふぇゆったり あけもどろ」「すば処 月桃」「下地そば」「うちなぁ家 泊店」、与那原町の「民芸食堂」、糸満市の「まーさむん家 麺そーれ」「おかあさん」の9店舗。同会は他にも唐人そばをメニューにしたい店舗があれば相談に応じ、扱う店舗を増やしていきたい考えだ。