「ウニ三昧祭り」で宮城・石巻と交流 国頭・与那、21日から


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「ウニ三昧祭り」への来場を呼び掛けるユナムンダクマ協議会の大城靖事務局長=3日、名護市の琉球新報北部支社

 【国頭】宮城県石巻市雄勝町大須の特産品のウニを味わうイベント「ウニ三昧祭り」(主催・ユナムンダクマ協議会)が21、22の両日、沖縄県国頭村与那のよんなー館広場前で開催される。売り上げの一部は与那の子どもたちが大須で研修する費用に活用する予定だ。

 大須は2011年に東日本大震災で被災した。ユナムンダクマ協議会の大城靖事務局長によると、約4千人だった大須の人口は被災後は約千人になった。大須関係者が今年3月、ユナムンダクマの取り組みを地域活性化の参考にしようと与那を訪れ区民と交流した。その中で今後の人的交流を進めていくことを確認し、今回の祭りはその第一弾となる。

 祭りでは、ユナムンダクマが大須から約50キロのウニを購入し販売する。ウニ丼や殻付き生ウニ、あぶりウニ、ウニ天ぷらなどを販売する予定だ。

 大城事務局長は「与那の子どもたちには、大須での被災などについて学んでもらいたい。また、祭りには多くの人に足を運んでほしい」と話した。問い合わせは大城事務局長(電話)090(9780)7594。