【東京】辺野古新基地建設の埋立承認を巡り翁長雄志知事が撤回に向けた手続き開始を表明した27日、全国各紙は夕刊1面で翁長知事の会見の様子などを伝えた。それぞれ知事の撤回方針表明を1番目の見出しに掲げ、政府の工事推進の姿勢も併せて報じた。
朝日は「辺野古 知事が撤回表明/国の土砂投入阻止図る」、東京は「翁長知事 承認撤回を表明/新基地阻止へ『全力』」の見出しとともに1面トップで伝えた。読売は「辺野古承認を撤回/政府 移設進める意向」、毎日は「辺野古埋め立て承認撤回/政府は法的措置へ」で1面二番手の扱い。日経は1面トップ下3段で「埋め立て承認撤回へ」と知事の方針を見出しに取った。
各紙とも沖縄防衛局の意見を聞く聴聞の期間を1~2週間と見込み、撤回の時期については「8月中旬」と見通している。国の対抗措置についてはほとんどが「撤回の執行停止を申し立てる考え」と法的措置を見越した。