沖縄県は31日午後4時半、名護市辺野古の公有水面埋め立て承認撤回に向けて、沖縄防衛局から弁明を聞くための「聴聞」を8月9日午後2時から県庁で開催すると通知した。
31日、県土木建築部の松島良成土木整備統括監が嘉手納町の沖縄防衛局を訪れ、同局調達部調達計画課の杉山英広課長に聴聞通知書を手渡した。
聴聞手続きを経て撤回が実行されると、埋め立て承認の効力が失われ、国は海上での工事を停止しなければならない。政府は県の聴聞に応じる構えだ。
県は8月17日にも予定される土砂投入前に撤回に踏み切りたい考えだが、聴聞手続きが長引けば、先に政府が土砂を投入する可能性もあり、不透明な情勢が続く。
【琉球新報電子版】