
【今帰仁】県は7日、「県産きのこ消費拡大事業」の一環として「おきなわ きのこ STUDY」を今帰仁村仲尾次の今帰仁きのこ園とマッシュファームなきじんで開催した。親子連れや農家など15人がエリンギやエノキタケなどを栽培する工場を見学し、栽培方法から出荷までの工程を学んだ。収穫したばかりのキノコを使ったホイル焼きやスープなどを試食し、みずみずしさと歯ごたえの味わいを楽しんだ。
マッシュファームなきじんの外間亮代表兼工場長は「県産は輸送に時間を費やさず新鮮だ。歯ごたえがあり、くせがない。どの調理にも合う」と見学者に魅力を伝えた。
県内では16事業者がキノコを製造し、2016年の生産量は1329トン。生産量は増加傾向だが、総務省の16年家計調査で、1世帯当たりの生鮮キノコ購入数量は那覇市が全国最下位となっている。県は16年度から18年度にかけて県産キノコの消費拡大事業に取り組んでいる。