普天間飛行場の閉鎖を訴え 沖国大米軍ヘリ墜落事故から14年 集いに130人が参加


この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
前津榮健学長や学生代表らが参加して開かれた「普天間基地の閉鎖を求め、平和の尊さを語りつぐ集い」=13日午後、宜野湾市の沖縄国際大学

 【宜野湾】宜野湾市の沖縄国際大学に米海兵隊のCH53D大型輸送ヘリコプターが墜落してから、13日で14年を迎えた。

 沖国大は同日、事故が発生した時刻の約15分前に当たる午後2時から、事故現場のモニュメント前で「普天間基地の閉鎖を求め、平和の尊さを語りつぐ集い」を開いた。

 集いには学生や職員ら約130人が参加した。

 「NO FLY ZONE(飛行禁止地域)」と書いた横断幕の前に前津榮健学長や学生代表ら13人が並び、意見や声明を発表して普天間飛行場の即時閉鎖や、平和の尊さを未来に語り継ぐことを共有した。

 声明文を読み上げた前津学長は、普天間飛行場所属機の事件・事故が相次ぐ現状に「危険性は増大しており、辺野古の新基地建設を続けようとする日本政府に対する県民の不信は増幅するばかりだ」と批判。

 建学の精神である「真の自由と、自治の確立」を念頭に「危険この上ない普天間飛行場を即時閉鎖し、撤去することを日米両政府に強く要求する」と訴えた。【琉球新報電子版】