アグー生ハム発売へ もも肉熟成2年 金武町、キンアグーが県内初


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「金アグー生ハム」をPRする(右から)國場盛光キンアグー代表、仲間一金武町長、奥間尚登町商工会会長=10日、同町役場

 【金武】沖縄県金武町金武の畜産業、キンアグー(國場盛光代表)と町商工会は10日、新発売する無添加「金アグー生ハム 原木」の発表記者会見と試食会を町役場で開いた。もも肉を約2年かけて熟成させた。同社によるとアグー豚の生ハム製造、販売は県内で初めて。1本(約7キロ)を8万円(税抜き)で販売する予定。

 会見には國場代表のほか仲間一町長、奥間尚登町商工会会長も同席。新たな町特産品を喜び、販路拡大へ協力する方針を示した。

 生ハムの「原木」は年間100本を生産予定。小分け商品の販売も見据える。

 生ハム製造は2016年から取り組んだ。生ハムの熟成に適しているとして、寒暖差が激しい長野県八ヶ岳で製造する。スペイン産岩塩と県産の塩を使い、塩分量は極力少なめにした。試食した仲間町長は「赤身はあっさりで、脂身は甘い」と話した。問い合わせはキンアグー(電話)098(968)3824。