農林中金、那覇市の旭橋に移転 来年2月、カフーナ11階 効率化、事業強化図る


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旭橋再開発地区に移転する農林中央金庫那覇支店=那覇市松山

 農林中央金庫那覇支店(那覇市松山、桑野直彦支店長)が、同市泉崎のカフーナ旭橋A街区に移転することが21日までに分かった。来年2月に移転し、業務を始める。移転先はバスターミナルや県立図書館の上部にあるオフィスエリアで、最上階の11階に入居する。桑野支店長は「現店舗は築40年近くで老朽化していた。新たなランドマークに入居して、期待に応えられるビジネスを展開したい」と述べた。

 農林中央金庫はJAグループの民間金融機関。農林水産分野の法人融資や、国内外での投資を通じて資金運用などを実施している。

 那覇支店は1972年に那覇市久米に開設された。松山の現店舗は79年に完成したが、築40年近くが経過して老朽化で補修費用がかかるため、移転を検討していた。移転後、現店舗は解体する。跡地の利用方法は現時点で決まっていない。

 現店舗では主に1、2階で業務を実施している。移転先では1フロアに業務を集約して効率化を図る。面積は626・54平方メートル。モノレール駅やバスターミナルに直結するカフーナ旭橋で取引先や利用者の利便性を高め、県民への知名度向上を図る。