ニューヨークで「辺野古NO」 在住県人ら日米会談合わせデモ


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雨が降る中、プラカードやチラシで沖縄の現状を伝えるオキナワ・ピース・アピールのメンバーら=25日、米ニューヨーク

 【ニューヨーク=座波幸代本紙特派員】米国在住の沖縄県人らでつくる市民グループ「オキナワ・ピース・アピール」は25日、米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設中止や、在沖米軍基地の撤退を訴え、ニューヨークのトランプタワー前でデモを行った。ニューヨークで開催中の国連総会と日米首脳会談に合わせて実施した。「沖縄を解放せよ」「普天間を返せ」「辺野古に新しい基地はいらない」と書いたプラカードを持って、市民や観光客に沖縄の現状を伝えた。

 代表の大山紀子さん=今帰仁村出身、ニュージャージー州在=は「これ以上沖縄に基地は要らない。もうたくさん」と話し、夫のジャン・デッカーさんは「2009年に初めて訪れた沖縄で広大な米軍基地を見て怒りと悲しみを覚え、歴史を学んだ。米軍統治から日本へ復帰をしても基地の状況は変わらない。沖縄は、沖縄の人々に返されるべきだ」と話した。