リウボウインダストリー(那覇市、糸数剛一社長)は23日、沖縄県那覇市久茂地のデパートリウボウ2階に「樂園CAFÉ」をオープンする。22日、関係者向けに内覧会を開いた。
カフェでは「地産地消、からだにも美しい」をコンセプトに、人気の島野菜レストラン「浮島ガーデン」を運営する南西食堂がメニューの開発と運営を担い、沖縄産の食材を多く使った健康的な食事を提供する。肉や魚、卵、乳製品を用いないヴィーガンメニューも充実している。食文化や宗教上の禁忌の異なる海外の観光客にも対応していく。内覧会で提供されたベジタコライスは、肉の代わりに島豆腐を用い、米も西表島の無農薬有機栽培米を使っている。浮島ガーデンの中曽根直子さんは「ここまで地産地消に特化したカフェは珍しいと思う」と話した。
営業時間は午前8時から午後9時までで「おむすび&かちゅー湯のモーニングセット」も提供する。94席で、店内イベントなども計画している。リウボウインダストリー直営で、年間約1億円の売り上げを目指す。
デパートリウボウが展開する、沖縄や国内、海外から厳選した商品をそろえた「樂園百貨店」の一環。糸数社長は「リウボウそのものを独自性のある百貨店にしたい。カフェは大きなきっかけになる。将来的には販売とカフェを合わせて国内外にセットで出していきたい」と話した。