【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に反対するオール沖縄会議の県民大行動が3日、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で開かれた。
県の埋め立て承認撤回の効力を止める国土交通相による執行停止を受け、1日に国が工事を再開してから初めての大行動に1000人(主催者発表)の市民が駆け付けた。市民は「民意を無視した工事強行は許せない」と訴え、新基地建設中止を強く求めた。
雨が降る中、市民は互いに手を取り合いガンバロー三唱し、建設阻止を改めて誓った。
辺野古新基地建設を巡り、翁長雄志前県政は8月31日に埋め立て承認を撤回し、法的根拠を失った国は工事を中断した。その間、実施された県知事選挙では移設反対を訴える玉城デニー氏が当選した。玉城氏が対話を求めている中で政府は工事を再開した。【琉球新報電子版】