本部町長「港が破損」 辺野古土砂搬出 使用許可を困難視


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 【本部】辺野古新基地建設の土砂搬出を巡り、本部町が本部港塩川地区の使用許可申請を不受理としたことに対して岩屋毅防衛相が「町と調整を進め、速やかな使用許可を得たい」と表明したことに、本部町の平良武康町長は3日「港が破損しており、どうしようもない」と述べた。台風で大きな被害を受けた港の状態から、受け入れは難しいと強調した。

 名護市内で琉球新報などの取材に応えた。港の管理者である県との連係については「必要があれば、県と調整して対応する」とした。

 平良氏は「(申請がある前に)県や町などの現場担当者が話し合って、港が破損していることと、すでに40件以上申請が来ていることから『申請は引き上げた方がいい』としていた」と経緯を説明した。また「辺野古ということは(不受理と)関係ない」と強調した。