沖縄キノコ創作料理、グランプリは… 那覇・国際通りの屋台村でイベント


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沖縄県産キノコを使った料理の味や創造性を競った「きの1グランプリ」=25日、那覇市牧志の国際通り屋台村

 沖縄県産キノコの消費拡大を目的にしたイベント「OKINAWAきのこフェス」(県、国際通り屋台村共催、県きのこ生産振興会協力)が24、25の両日、那覇市の国際通り屋台村であった。6種の県産キノコを使った料理で味や創造性を競う「きの1グランプリ」やキノコのもぎ取り体験などが行われ、家族連れや観光客らが訪れた。

 「きの1グランプリ」では、同屋台村内の全20店舗がキノコの種類ごとに3部門で腕前を競った。審査員は琉球調理師専修学校非常勤講師の仲村公子さんらが務め、20店舗の店長も審査に加わった。

グランプリを受賞した「ゆらりあちねー」の下地泰気店長(右)、「ちょこっと寿司」の藤田常一店長(中央)、「創作串揚トモガラ」の土居賢太郎店長

 ブナシメジ・キクラゲ部門は「ゆらりあちねー」(下地泰気店長)の「シメジとキクラゲとトマトのチーズ焼き」、エノキ・しいたけ部門は「ちょこっと寿司」(藤田常一店長)の「シイタケ寿司」、エリンギ・クロアワビタケ部門は「創作串揚トモガラ」(土居賢太郎店長)の「エリンギと秋刀魚のテリーヌ」がそれぞれグランプリに選ばれた。

 キノコにチーズ、トマトを組み合わせて出品した「ゆらりあちねー」の下地店長は各店舗の多彩なメニューを見て、「勉強になった。今後もキノコ料理を試していきたい」と意欲を示した。キノコが苦手な人でも食べやすい工夫を凝らした「創作串揚トモガラ」の土居店長は「次は県産シイタケも使ってみたい」と語った。

 シイタケを網焼きにした上で寿司のネタにした「ちょこっと寿司」の藤田店長は「シイタケのうまみを生かして作った。お客さんの評価も良かった」と笑顔を見せた。