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【アメリカ】押元さん、エミー賞逸す 衣装デザイン「今後も頑張る」

衣装デザイナーの押元須上子さん(右)とドラマの衣装担当シャーレン・デイビスさん=米ロサンゼルスのFIDMミュージアム&ギャラリー

 米テレビ界最高の栄誉であるエミー賞に、米ロサンゼルスを拠点に衣装デザイナーや着付け師として活躍する北中城村出身の押元須上子さん(57)が衣装を担当したテレビドラマ「WESTWORLD(ウエストワールド)」が衣装デザイン部門にこのほどノミネートされたが、今回は惜しくも賞を逃した。押元さんは「将来を見越して今後も頑張っていきたい」と抱負を語る。

 押元さんが担当したのはシーズン2の第5話「アカネの舞」。着物スペシャリストとして撮影に参加し、メインの役者全員の着付けやエキストラの着物スタイリングをしながら、着物の特徴や縫い方を衣装製作チームにアドバイスをした。

 人工知能を持つアンドロイドに自我や感情が芽生え人類の脅威となるSFドラマ「ウエストワールド」は、米国の大人気ドラマ。シーズン2、全11話の総予算は150億円とも言われている。第5話「アカネの舞」の予算は20億円。衣装デザインを担当したデザイナーのシャーレン・デイビスさんは「須上子がいなければここまでの完成度は出せなかった、おかげで今回のノミネートに至った」と語った。

 押元さんは「日本人の役者さんたちから、撮影現場に(着物専門家の)私たちがいると『安心して演技に打ち込める』と言われたことがうれしかった」と語った。真田広之、菊地凛子、祐真キキなどハリウッドの第一線で活躍する日本人俳優も出演している。
 (当銘貞夫通信員)