教育

沖縄の高校生がラオスの小学校建設を支援 学園祭の売り上げ10万円を寄付 陽明高校

ラオス出身JICA沖縄研修員のビライ・プトナロンさん(後列右から2人目)に寄付を報告した陽明高校の末吉未空さん(同3人目)と生徒会メンバー=11月23日、浦添市前田のJICA沖縄体育館

 【浦添】ラオスでの小学校建設を応援しよう―。沖縄県立陽明高校(知名朝次校長)の生徒はこのほど、10月の陽明祭の模擬店での売り上げの全額約10万円を、県内の高校生が募金活動をする「県内高校生プロジェクト・ラオス小学校建設募金」に寄付した。同プロジェクトメンバーで同校2年の末吉未空さんの思いに共感した生徒たちが「同じ高校生として協力したい」と寄付した。

 末吉さんは今年夏、県主催の「おきなわ国際協力人材育成事業」でラオスに派遣された。出発の数日前、ホームステイする予定だったアッタプー県で、建設中のダムが大雨により決壊。6千人以上が住む地域は大規模洪水に見舞われ、壊滅的被害を受けた。末吉さんを含め派遣される16人の高校生はホームステイ先の変更を余儀なくされた。

 帰国後、高校生たちは自分たちにできることを考える中、関係者から、現地で「教育の場である学校を造りたい」という要望があることを聞き、自主的にプロジェクトを立ち上げた。小学校の建設費400万円を目標に募金活動をしている。

 国際理解について学びを深めている陽明高校の生徒も「ラオスの子どもたちの役に立ちたい」と、校内にも募金箱を設置して協力を呼び掛けている。末吉さんは「高校生ができることは小さな力だけれど、募金してくださる多くの方々へ感謝し、小学校建設を実現させたい」と活動への意欲を語った。

 11月23、24日にJICA沖縄で開催されたフェスティバルのラオスブースにも募金箱を設置。ラオス出身研修員のビライ・プトナロンさんは「現地の子どもたちは仮設で勉強している」と生徒らに現状を説明し、「沖縄の支援は重要になる。沖縄とラオスとのつながりも築いていきたい」と感謝した。

 寄付は、沖縄銀行・我如古支店(店番307)。普通口座、1714504。口座名は「ラオス水害復興支援募金会計係本園真海」。同銀行から振り込みの場合は振り込み手数料が免除される。9日には、県内高校生プロジェクトメンバーがコープ首里店で午前10時から午後1時まで募金活動をする予定。
 (中川廣江通信員)