芸能・文化

琉球紅型の魅力、全国に発信 「びんがたコンソーシアム」発足へ20日シンポ

「琉球びんがた普及伝承コンソーシアム」設立記念シンポジウムをアピールする安里和雄理事長(左)と小渡晋治特別顧問=那覇市の琉球新報社

 沖縄の伝統工芸品、琉球びんがた(紅型)の良さを企業の販売促進やPRのデザインに生かすことで、職人の仕事に光を当て、認知度や収益に結び付けていくことを目的に「琉球びんがた普及伝承コンソーシアム」が来年1月に発足する。県内企業と職人らで組織する。統一ロゴマークを活用し、職人を応援しているという物語性をアピールするとともに差別化を図り、商品価値を高めていく。

 設立を前に20日午後2時から那覇市泉崎の琉球新報ホールで「琉球びんがたシンポジウム」(主催・琉球びんがた事業協同組合、共催・琉球銀行、okicom、琉球新報社)を開催する。14日、琉球びんがた事業協同組合の安里和雄理事長とともに琉球新報社を訪れた特別顧問の小渡晋治さん(okicom取締役)は「紅型をいろいろな商品に活用し、認知度と普及を図りたい。ひいては紅型の技術継承につなげていきたい」と述べた。


 モノレールやレンタカー、ホテルなどと連携し、紅型の柄をホテルのロビーの柱にあしらうなど、企業とのコラボレーションを検討している。コンソーシアムは職人と企業のマッチングに取り組み、組合以外の紅型職人にも呼び掛ける。

 すでにせっけんメーカーの包装に紅型を取り入れる実証実験を進めており、来年春のダイキンオーキッドレディス(ゴルフ大会)の記念品にも、採用される予定。安里理事長は「いろいろな所で紅型が広がっていくのではないかと期待している」と述べた。

 シンポジウムでは、慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科の岸博幸教授が基調講演するほか、パネル討議では琉球びんがたの現代の名工・屋冨祖幸子さん、琉球大名誉教授の高良倉吉さん、琉球銀行の金城棟啓会長と岸さんが登壇する。入場無料。参加者には琉球びんがたデザインを活用したノベルティをプレゼントする。問い合わせは琉球びんがた事業協同組合(電話)098(862)5594まで。



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