辺野古土砂投入「なぜ無理くり」 著名人、怒りの投稿


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 名護市辺野古の新基地建設で政府が14日、土砂を投入したことを受けて、多くの著名人がツイッターなどで怒りのメッセージを投稿した。俳優の宍戸開さんは「沖縄の人々は嫌だと言っているのに、なぜ政府は無理くり土砂投入するのん? きちんと説明せいよ!」と発信した。劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチさんは、車中で土砂投入のニュースに触れ「あまりの酷(ひど)さに『ひでえ』」と独り言を言った際、「仕方ないですよね」と返した運転手に「仕方なくないでしょう!」と怒ったとつづった。

 落語家の立川談四楼さんは、菅義偉官房長官が14日「全力でこの埋め立てを進める」と語ったことに「菅さんは知らない。辺野古の人々がひとつも堪(こた)えてないどころか、意気軒昂(けんこう)であることを」とした。ノンフィクション作家の矢部宏治さんは「『可哀想(かわいそう)』にという同情ではなく、『次は自分がやられる』と恐怖することができるか」と投稿した。ウーマンラッシュアワーの村本大輔さん、小説家の盛田隆二さん、タレントの星田英利(ほっしゃん。)さん、経済学者の金子勝さん、映画監督の想田和弘さん、戦史・紛争史研究家の山崎雅弘さんらが政府の姿勢を疑問視するコメントなどを発信した。