通販生活が玉城知事インタビュー 普天間の本土移設問い掛け


この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦
玉城デニー知事の緊急インタビュー記事を掲載した「通販生活」2019年春号

 「沖縄差別、まっぴらごめん」と訴えて沖縄の米軍基地問題を取り上げ続けている「通販生活」(カタログハウス)が、2019春号に玉城デニー沖縄県知事の緊急インタビューを掲載した。玉城知事は「(名護市)辺野古の工事を現在の計画のままで進行することは絶対に不可能」と強調し、「本土の皆さん」へのメッセージとして「辺野古米軍基地建設の問題に正面から向き合ってくださいませんか」と呼び掛けた。

 玉城知事は新基地建設について「対話で解決する」という基本姿勢を変えないと表明した。

 その上で「政府と今後も対話を続けていくなかで、沖縄県以外の国民の皆さんにも理解していただけるよう、協議を続けていくつもり」と述べた。

 そして「私は『米軍基地は沖縄の経済と民主主義をフリーズ(凍結)させている存在だ』と思っています」と語り、それを解くために「どうぞ米軍基地を県外・国外に持って行ってください」と訴えた。

 平野裕二読み物編集長は「インタビューを終えて」の中で「国民の多数が日米安保条約を支持する以上、普天間米軍基地は『本土』に移転させるべき。どこに移転するかは、くじ引きで決める」と提案し、読者に問い掛けた。