沖縄県金武町の観光、文化、産業の振興を目的に「金武町観光物産フェア」(主催・町観光協会)が28日、那覇市泉崎の琉球新報社公開空地で始まった。正午に開始したフェアは、金武町発祥のタコライスやアグーそばなど、お昼時も重なり多くの人でにぎわった。
農家がえりすぐった町特産の田芋(ターンム)はお買い得で人気を集めた。県内シェアの4分の1を占めるブナシメジは、苦みが少なく鮮度が良いのが評判で自慢の一品だ。
飲食ブースでは田芋の茎と実、豆腐などを煮たムジ汁(1日2回50食限定)が無料配布され、開始から15分で品切れになった。ムジ汁を食べた浦添市の60代女性は「懐かしい味。無料で驚いた。買ってでも食べたい」と満足していた。
フェアは29日まで。正午から午後7時。問い合わせは金武町観光協会☎098(989)5674。【琉球新報電子版】