熱い思いを持った面白い人たちに密着 宮原ジェフリーさん著「沖縄〈泡沫候補〉バトルロイヤル」


この記事を書いた人 アバター画像 宮城 久緒
著書「沖縄〈泡沫候補〉バトルロイヤル」を紹介する宮原ジェフリーさん=16日、琉球新報社

 どうして選挙に出るのか―。政党や団体などの組織的な支援を受けずに県内の選挙に立候補した候補者に密着した「沖縄〈泡沫候補〉バトルロイヤル」(ボーダーインク)が15日から発売された。

 著者は県内外の選挙を取材し続けてきた選挙ライターの宮原ジェフリーさん(35)=東京都=。「熱い思いを持った面白い人がいるところから、政治や沖縄の問題に関心を持ってもらえれば」と話した。

 17日午後1時から那覇市のジュンク堂で宮原さんのトークイベントがある。

 著書では、団体や組織の支援を受けずに立候補し、当選者数が少ない選挙では当落の争いに入りにくい、俗に「泡沫候補」と呼ばれる候補者たちに焦点を当てた。特に、9月の県知事選時に立候補した渡口初美さんと兼島俊さんの主張や立候補に至るまでの背景、独自の選挙戦に迫っている。

 宮原さんは「渡口さんはベーシックインカムを広めたいという主張があり、兼島さんは誰もやっていないことをやる人だと分かる。それらの情報が新聞などのメディアに載らず、評価も批判もされないのはもったいないと思った」と話す。

 有権者の姿勢について「候補者が何を主張していないかを知るためには他の候補者の主張を知ることが重要。選択肢を広げるためにもいろんな候補に注目してほしい」と話した。

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