〝辺野古〟どう思う? 学生、子育て世代が議論 名護で異業種交流会


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意見交換する参加者たち=16日、名護市の労働福祉センター

 【名護】県民投票や辺野古新基地建設について議論する機会にしようと、ことりツアーズin名護実行委員会などは16日、「第1回沖縄まんちゃー会議」を沖縄県名護市労働福祉センターで開いた。沖縄国際大や名桜大の学生、宜野湾市や名護市の子育て世代の人など約30人が参加し、意見を交わした。

 会議では、参加者たちが世代や出身が異なる同士でグループになり、「騒音問題」「若者の戸惑い」などのテーマから選び、それぞれ議論した。辺野古新基地建設問題については「普天間と辺野古が話し合う場を設けるべき」といった意見が聞かれた。若い世代からは「情報があふれていて、判断がつかなくなっている」といった声もあった。

 議論の後、参加者たちはグループごとに議論の結果を発表した。「若者の戸惑い」について討議したグループは「ネット上の情報の裏を取ったり、公式情報を整理したりすることが重要だ。インターネットなどから正しい知識を選別することが必要だ」と発表した。

 参加した沖国大3年の金城和希さん(21)=八重瀬町=は「いろいろな意見を聞くことができた。『分からない』という感情で思考停止をしてはいけないと思った」と振り返った。

 同実行委員会の東恩納ちえ子さん(45)=名護市=は「非常に積極的な意見交換があって、いい機会になった」と話した。