「沖縄と国の民主主義、同じ」 岩屋防衛相 県民投票発言で釈明


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
岩屋毅防衛相

 【東京】岩屋毅防衛相は28日の衆院予算委員会で、辺野古新基地建設に伴う埋め立ての賛否を巡る県民投票の結果に対して「沖縄には沖縄の民主主義があり、国には国の民主主義がある」と述べた26日の閣議後会見の発言を問われ、「(沖縄と日本の民主主義は)全く同じだと思う」と釈明した。

 質問した原口一博氏(国民民主)は岩屋氏の発言について、沖縄と日本の民主主義があたかも違うかのような誤解を与える「軽率な発言」だと批判し、「ただでさえ差別を感じている(沖縄の)人たちにこんなことを言っていいのか」と迫った。

 岩屋氏は「地方における民主主義も大切だし、国を単位とする民主主義の営みも非常に大切だと、そういう思いで申し上げた」と説明した。