オキナワ問題発信 ロバート梶原さん、玉城知事に意欲語る


この記事を書いた人 大森 茂夫
ロバート梶原さん(左)と握手を交わす玉城デニー知事=5日午前、県庁

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設を巡り、県民投票が終わるまで新基地建設工事を中止するよう米ホワイトハウスへ求める請願署名を呼び掛けた県系4世のロバート梶原さんが5日、県庁に玉城デニー知事を訪ねた。梶原さんは「県民投票が終わった後も辺野古新基地建設反対という沖縄の民意を支えるために活動していきたい。沖縄の問題を世界に発信していきましょう」と今後の活動に意欲を示した。

 玉城知事は「たくさんの署名を集めて、世界の関心を呼んだことに感謝している。梶原さんの取り組みは大きなうねりとなって世界の人々に影響を与えた」と述べた。

 梶原さんが県民投票の結果を受けて2月27日から始めた「沖縄の民主主義とサンゴ礁を守れ」と題した新たな請願署名活動について玉城知事は「沖縄の問題を基地問題だけに矮小(わいしょう)化するのではなく、民主主義の問題として世界に捉えてもらえるよう、訴えていかないといけない」と強調した。