DFSもある繁華街、沖縄・那覇新都心はかつて激戦地だった… 慰霊祭を開催「平和がゆがまぬよう」祈り


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 沖縄戦で日米両軍が激戦を繰り広げた「シュガーローフ」で亡くなった人たちを悼む慰霊祭が18日、那覇市おもろまちの安里配水池前で開かれた。10回目となる慰霊祭に4人が参加し黙とうをささげた。

 シュガーローフは1945年5月12日から1週間にわたる激しい戦闘により米軍だけでも2600人余りの死傷者が出た。主催した具志堅青鳥さん(79)=那覇市=は「那覇の繁華街の500メートル先にある激戦地を忘れてはいけない。平和がゆがまぬよう真剣に(慰霊祭を)続けていかないといけない」と力を込め、犠牲者を追悼した。

 海勢頭豊さんによるミニライブも開かれ、参加者はギターの演奏に合わせて「喜瀬武原」や「月桃」を合唱した。