【ロサンゼルス】いつまでも若く 北米県人が親睦 カジマヤー・クラブ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
ケーキをカッティングをする比嘉朝儀元県人会長(左)とカジマヤー・クラブ部長の中村米子さん=3日、県人会ヤマウチ・ビル

 沖縄の黄金言葉「97歳を超すと人間は童心に戻って人生を再スタートする」とのいわれに基づき、比嘉朝儀さんが2002年の北米沖縄県人会会長就任時に始めたカジマヤー・クラブ(中村米子部長)の親睦昼食会が3日、県人会ヤマウチ会館で開かれた。約100人の会員とゲストが集まり楽しい時間を過ごした。

 カジマヤー・クラブ創立者の比嘉さんは「ハイサイ グスーヨー チュー ウガナビラ、年を重ねることは老いることではない。高齢者は人生のサイクルとステージを経て知識と英知を得て輝いている。皆さんはその輝きにあやかってください」とあいさつした。

 弁当と中村部長仕出しのシブイとクーブだしのソーキ汁に舌鼓をうちながら、語りと琉球舞踊、民謡、カラオケ、祭太鼓、三線演奏などを楽しんだ。

 ロサンゼルス郊外のウエスト高校から4人の高校生ボランティアも訪れた。沖縄からの交換留学生、泉七星さん(21)=西原高校卒=さんの姿もあった。「今の沖縄の人たちよりも一人一人の沖縄の愛を感じる場所だと思った。長く続いているのはチムグクルがあるからだと感銘を受けた」「帰沖した際にはもっと沖縄の良さを広めたいと思った」と感想を述べた。

 (当銘貞夫通信員)